GmanX操作リファレンス

   GmanX   

   (8) 便利な機能

@ SubBox名とフォルダ順の並び換え

フォルダ名とSubBox名が使えるGXシリーズ
Gmanシリーズでは、操作に、フォルダ名では無くSubBox名を使用します。
画像名とファイル名、と同じ様にGmanシリーズではSubBox名とフォルダ名を使い分けます。最初の段階では、フォルダ名と全く同じ名前が付けられますので、フォルダ名と同じ環境で使用されます。SubBox名は任意、自由に変更出来ますが、SubBox名を変更してもフォルダ名は変更されません。フォルダ名と同じ様に一括SubBox名を変更する事も出来ます。

≪フォルダ(SubBox)の並び順≫
フォルダ(SubBox)の並び順は、初期状態ではフォルダ名順となっていますが、「GxSort」を使うと、SubBox名、フォルダ名に関わらず、自由に並びを変える事が出来ます、並び順を変えると、GmanXで表示される順番で処理されます。
尚、GmanXにもフォルダ順を変える「SubBox移動モード」のメニューが有りますので変更は出来ますが、1ページ(22個)での移動しか出来ませんので、GxSortの様な細かい変更は出来ません。

A 画像ファイル名の一括変更

フォルダ内の画像ファイル名を一括で変更します。
「Abcdef01.jpg」〜「Abcdef65.jpg」の様にファイル名の共通部分の「Abcdef」が自動で作られて順番に番号数字が付けられます、勿論、共通部分は指定してやる事も出来ます。指定して作成するのは多々有りますが自動で共通部分が付けられるのは少ない様です。しかし、この程度ならまだ珍しく有りません、GmanXでは一つの階層に330個の子フォルダを作成する事が出来ます、この時に「拡張機能」-「File All Rename」のメニューを実行すると、現在有る子フォルダ内の画像を全て一括でファイル名変更出来ます。この時のリネーム処理はファイル名の共通部分がフォルダ毎に別の名前が付き、順番に番号が添えられます。この様に複数のフォルダのファイル名を一括で変更する機能は、多分他で見かけないと思います。
複数のフォルダのファイル名を変更する場合、共通部分の名前を考えるだけでも結構大変な為、100個、200個と沢山のフォルダが有る場合に、複数フォルダのファイル名一括変更は大変便利な機能です。

B フォルダの一括作成

同一階層に有るフォルダ、又は一階層下の子フォルダを一括で作成します。
フォルダの作成は、エクスプローラの「ファイル」-「新規作成」-「フォルダ」で1個ずつ作って100個〜200個のフォルダを作るのは、かなり面倒です、10個程作って、他のフォルダへコピーして、フォルダ名を変更して、元の位置にコピーする、又フォルダ名を変更してコピーして・・・を繰り返すだけでも、けっこうシンドイ!こんな時に複数フォルダが簡単に出来る機能は大変便利です。
特にGmanX等の様に大量のフォルダを使う場合は、絶対に必需品です。
この機能も有りそうで、あまり見かけません、GmanXでは「SubBoxの作成」-「一括SubBox作成」メニューを使う事で、一括で22個のフォルダを作成します。フォルダを選択している場合は、そのフォルダの下に子フォルダを22個作成します、フォルダを選択していない場合は、子フォルダを22個追加作成します、子フォルダが存在しない場合は新規に子フォルダが22個作成されます。この時のフォルダ名は、特に指定しない場合は自動でフォルダ名が付けられます。 この操作を繰り返す事で、330個迄フォルダを簡単に作成できます。

C フォルダ名一括変更

同一階層に有るフォルダ名を、一括で変更します。
GXシリーズではフォルダ名を一括で変更する機能は付いていますが、これは出来るだけ、使わない様にして、SubBox名の変更を薦めています、フォルダ名を直接変更しても、GXシリーズではフォルダ名を表示する事が有りません、表示されるのは「SubBox名」と言うGXシリーズで使うフォルダ名です、他とのリンク上の問題を引き起こす可能性の有るフォルダ名の変更は使わない様にして下さい。
SubBox名も一括で変更が出来ます。同一階層330個までの名前を一括で変更出来ます。

D 画像ファイルの集合

同一階層に有る子フォルダ内の全ての画像を一つのフォルダへ移動します。
GmanXでは同一階層に330個のフォルダを作成する事が出来ます。この時に任意の一つのフォルダに、他のフォルダ内の画像を自動で集める機能が付いています。「拡張機能」-「ファイルの集合」のメニューを実行すると、自動で全てフォルダの画像が指定の一つのフォルダに集まります。この時、指定のフォルダを全く別のディレクトリ位置のフォルダに変更しておくと、その位置に全て移動します、これは違うディスクのフォルダにでも簡単に移す事が出来ます。
この処理は便利そうですが、どんな時に使うのでしょうか?
使用例の一つとして、インターネットから、お好みの画像を大量にダウンロードする時の例を説明します。

一つの場所から20枚程度の画像を50箇所ぐらいから計1,000枚程度ダウンロードするとします、最初にダウンロードするフォルダを1個決めで、必要なら作成します。何でも良いので、画像ファイル1枚を入れておきます(GmanXを起動させるのに必要)。その下にGmanXを使って66個の子フォルダを作成しておきます。
前項のフォルダ一括作成を使うと、簡単に66個のフォルダは出来ます。これで準備は完了です、インターネットエクスプローラを使って画像をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルは作成した子フォルダ「(001)Sub」の最初のフォルダに保存します。このフォルダに同じ場所からダウンロードした画像を保存します、次のダウンロード先からの保存は次の「(002)Sub」に変えます。何故、保存フォルダを変えるのかは、ダウンロードする画像を最初から区分する目的と、ダウンロードする画像の場合「001.jpg」とか「pic01.jpg」とか同じファイル名が出てきて、上書き確認が出てしまう場合が多いので、1箇所、1フォルダに保存するのが賢い保存方法となります。
この様にダウンロードして適当な数(50フォルダ程度)保存したら、今度はフォルダを集めます、最初に(5)画像フォルダ名一括変更を使って「File All Rename」で、全てのフォルダのファイル名を変更します。
次に「画像ファイルの集合」を使って、一つのフォルダに画像を集めます。
画像を集めるフォルダを指定します、画像を管理するフォルダを作成している場合は、そこの位置に「未処理フォルダ」と言う親フォルダを作って、その下に「(01)未処理」〜「(22)未処理」を作っておくと使いやすいでしょう。(この時も各フォルダに1枚の画像を保存しておく必要が有ります。)
ここで「(01)未処理」をダウロードした子フォルダの最後の「(066)Sub」と変更しておきます。
ここで「(01)未処理」を集合先に指定して画像を集合すると、「(01)未処理」に全部のファイルが集まります。
最初は、何か面白い機能という感じですが、GmanXを使う場合、無くては成らない機能になります。

E 画像ファイルの分散

一つのフォルダ内に有る画像を同一階層に有る複数の子フォルダへ分散移動します。
この処理は、(8)画像ファイルの集合の全く反対の処理となります。
ここで分散される時のファイルの種類を分ける基準は、ファイル名の共通部分が一緒のファイルです、添え字の番号部分のみが違うファイルを同じ区分のファイルと認知して一つのフォルダへ移動します、この場合、フォルダは空のフォルダに移動しますので、空のフォルダを区分数用意する必要が有ります。この為(8)画像ファイルの集合の際に(5)ファイル名を一括でリネームしておく必要が有ったのです、
(2)ファイル名一括変更をすると、区分ファイルが作成されるのです。

≪区分ファイル≫ GXシリーズではファイル名が「Abcdef01.jpg」〜「Abcdef65.jpg」の様に、ファイル名の共通部分の「Abcdef」が同じで、添え字に番号数字が付けられたファイルを、同一区分されたファイル群とみなされ、「区分ファイル」と云います。区分ファイルは次章の(10)区分移動で使用が規定されます。区分ファイルは複数の画像が有るフォルダ、ファイルの分散、集合で、大きな役割を果します。

F 区分ファイル移動

GXシリーズでは、分類されたファイル名の区分ファイルが有り、効率的な検索が出来ます。
「Abcdef01.jpg」〜「Abcdef65.jpg」の様に、ファイル名の共通部分の「Abcdef」が同じで、添え字に番号数字が付けられたファイルを、同じ区分のファイルと見て、[Shift]+[▼]ボタンで区分移動します、GmanXには「区分File移動」と言うメニューも有り、区分移動モードにもなります。区分移動とは、前述の様に区分ファイルは一つ種類と見て、「Abcdef01.jpg」「Abcdef02.jpg」「Abcdef03.jpg」・・・と画像移動するところを、「Abcdef01.jpg」の次は、「Abcdef65.jpg」の次の、別の区分ファイルの先頭を表示します。数十枚を飛ばして表示されるため、効率的に見ていく事が出来ます。複数の区分されたファイルが一つのフォルダに有る場合に便利な機能となります。
※ Gxviewでは、画像名の操作になりますので、区分ファイルは認知しません、従来のファイル名のモードの場合でのみ認知されます。

G 画像ファイルの日付変更

画像のファイルスタンプの変更をします。
ファイルの日付を直接変更します、この処理は他でも有る機能かと思われますが、一応説明しておきます。尚GXシリーズではExifデータは取り扱っていません。後ほど説明が出てくる画像コメントなども一切Exifデータは使用していません。GXシリーズ独自のデータ管理です。(と云うよりメモ帳で簡単に変更出来るテキストデータとなっています。)
日付は、本日より前の日付に変更出来ます、これはファイルの日付が変わる為に、エクスプローラ等のファイル名の日付を見れば変更されているのが分かります。

H GXListtが使える

GXシリーズでは、GXリストが使えます。
GXリストとは、様々なパス位置に有る画像を集めてリストにした物です。このリストは、GXシリーズではフォルダ感覚で、一つのフォルダ内の、画像の様に扱えます。
現実にはパスのリストのみで、実際の画像は作成されません、この為に同じ画像が複数作られる事は有りませんので、複数のリストで同じ画像を使用出来るので、気軽にお好みの画像リストを作成できます。
Gxview、Grpee、GxSortでリストを使用すると、画像フォルダを開いたのと同じ様に操作出来ます。 GXリストの作成は、Gxviewで表示画像にマークを付けて、メニューの[画像マーク]-[画像リストへ追加]処理で「Gxview List」が作成されます。[オプション]-[Gxview Listに追加]のメニューを使うと、マークを付けないでも、現在表示中の画像をリストへ追加出来ます。
Gxviewでは基本の「Gxview List」が1個しか作成出来ません。
本格的にGXリストを作成して、タイトルを付けるなどの編集をして各種操作をする場合は「GxSort」を使います。
GxSortの場合、リストに加えたい画像のフォルダを開いて、画像を選択して[ファイル]-[新規リスト作成]メニューで新しいリスト作成が出来ます。
種類別、好み別、様々なリストを作って楽しむ事が出来ます。リスト別に画像に好きな画像名が付けられるので、1枚の画像が沢山有るような感覚になり、使う人の自由な発想でリストを楽しむ事が出来ます。
尚、作成したリストは「GxRunpro」を使ってリストの管理が出来ます。GxRunを使ってグループ化等の初期設定がされればGmanXに、GxListを表示されます。GmanXにGxListが表示される様になると、GmanXでリストに画像の追加が簡単に出来る様になります。
GXリストの作成が、GXシリーズでの最大のウリになっています。

I GmanListが使える

GXシリーズでは、Gmanリストが使えます。
Gmanリストとは、様々なパス位置に有るフォルダを集めてリストにした物です。このリストは、GXシリーズでは一つの位置に有るフォルダ感覚で扱えるものです。GxListのフォルダ版と云った感じのものです。
色々なフォルダを様々な位置から集めて統合したフォルダとしてGmanXで操作出来ます。(3)SubBox名とフォルダ順の並び換え、での操作が「GmanList」でも使えますので、より決めの細かいリストの作成が出来ます。この「GmanList」が使える為にGmanXでは画像の分類が、より簡潔に分かりやすい分類が出来る様になっています。重複するフォルダを幾つも作成出来て、各場所に配置する事が出来ます。
どんなにフォルダをリストに追加しても、実際のフォルダは1個だけなので、無駄に同じフォルダを作成する事が有りません。
尚、作成したGmanListは、「GxSort」を使って自由自在に配置を変えたり、様々な編集をしたり出来ます。
GmanListをGxviewで表示させると、一つの階層の並列に配置されてフォルダと同じ扱いが出来ます。
GmanListはGXList、と共にGXシリーズでの最大の特徴になっています。

J 一時保管トレー

GmanXでは、ツールバーにトレーが有り、フォルダ内の画像を全て一括で、トレーに一時保管する事が出来ます。
一時保管された画像は、GmanXが終了しても残っていて、次に起動した時にトレーに保管されています。ここで保管された画像は随時、任意の位置のフォルダに戻す事が出来ますので、全く別のパス位置に戻す事が可能です。この保管トレーにはフォルダ16個分の画像を一時保管できます。
これでにより、違うディスク、階層を、気にせずに画像移動(戻す)出来ます。
一時保管トレーに保存したり、戻したりするのは、SubBoxの画像をドラッグドロップでトレーへ渡します、又は戻します。
一時保管した順番に最後から戻します、戻す順番は途中で変更する事も出来ます。

K 倉庫へ画像を一括移動

Grpmanで有った倉庫フォルダは、画像の無効機能が使えるようになった為に、GmanXでは無くなりました。
GmanXではVer1.02から別に、倉庫フォルダ機能が付けられる様になりました。
この倉庫フォルダ機能とは、SubBoxのリストで先頭の位置のSubBoxか、最後の位置のSubBoxに「倉庫」と云うSubBox名を付けておき、その下に子フォルダを作っておくと、SubBoxのサブメニューを開くと[倉庫へ保管]のメニューが使えます。
[倉庫へ保管]のメニューが有効な時に、メニューを実行すると、その位置のSubBox内の画像が全て、前述の「倉庫」というフォルダの下の子フォルダへ移動します。移動先のフォルダは、「倉庫」フォルダの、下の子フォルダで、空フォルダを探して、見つかった空フォルダへ移動します。空のフォルダが無い時は、その旨メッセージが出ますので新規に空フォルダを作成してから実行して下さい。
このフォルダの画像は当分使いそうも無い、どこかに片付けたい、その様な時に、倉庫に保管する感覚で使います。一時保管して、他の階層に移って任意の位置に保管する操作をワンタッチで行なう便利機能です。




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『 GXシリーズの解説 』は下記をご参照下さい。

       ★ GXシリーズの解説一覧
       ★ GmanXのマニュアル
       ★ GmanXのマニュアル(PDF版)


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