GmanXの初歩2

   GmanXフォルダ移動   

   GmanXは階層フォルダを最大限に活用した画像管理です。
その為に、別階層のフォルダへ簡単に移動出来なければ、GmanXの機能を充分に使いこなせません。その為にGmanXには、フォルダを間を行き来する機能が、幾つも有ります。
ここでは、このフォルダ移動について詳しく説明します。これらを正しく理解しておく事がGmanXマスターの近道となります。

説明に添って、GmanXを操作すると、より解りやすいと思います。出来れば、GmanXを起動して一緒に操作して見て下さい。

尚、フォルダが沢山無いと操作が出来ませんので、前巻の「GmanXの初歩」-「GmanX最初の操作」の説明に添って、親子、孫、ひ孫のフォルダを沢山作って置く事を、お薦めします。前巻を読み終えていれば、ここでの説明と一緒に随時、新規フォルダの作成も出来るので、フォルダ作成は、その都度処理しても良いでしょう。


(1) フォルダ移動の基本

フォルダ移動する場合、メイン・フォルダとサブ・フォルダを一緒に変更するのが、基本となります、この場合、メインとサブ・フォルダは、親子関係の階層構造となります。

[Main] [C:\MyPhoto\]  メイン・フォルダのパス
[ Sub] [C:\MyPhoto\Gmandir\(001)Sub\]  サブ・フォルダのパス

これらの、絶対パスは、GmanXを使う時には、意識しないで使う事が出来ます。
基本は、この親子関係に有ると言う事だけ、認識しておいて下さい。

親子のメイン・フォルダとサブ・フォルダを一緒に変更するのが、基本ですが、
GmanXを使う場合、メイン・フォルダとサブ・フォルダは、
別々に変更する事のほうが圧倒的に多くなります。
この為に、メイン・フォルダとサブ・フォルダが親子関係に有るのは、そう多くは有りません。

フォルダの移動は次の操作が有ります。

@ メイン・フォルダとサブ・フォルダを一緒に変更する。
A メイン・フォルダを変更する。
B サブ・フォルダを変更する。
C メイン・フォルダをサブ・フォルダに合わせる。
D サブ・フォルダをメイン・フォルダに合わせる。

この5つの方法を詳しく説明しますが、その前に「移動キー」のをします。


(2) 移動キーについて

GmanXには、左記の図のようなキーが有ります。黄色の矢印はアクティブ状態で、有効な時で、そうでない色の時は無効になっています。この移動キーは、ユーザーの使用履歴のパスを記憶して、移動するもので履歴キーとも呼びます。
このキーの右下の横に紺色のが有ります。このを押すと、黄色のに変わります。
紺色のの時は、履歴移動キーとなります。
黄色のの時は、階層移動キーとなります。


紺色の履歴移動キー

履歴移動は、フォルダを変更した履歴に添って、元に戻ったり、先に進んだり出来ます。
[↑] メイン・フォルダを1個前に戻す。
[↓] メイン・フォルダを1個先に進める。
     (履歴移動で前に戻した時に、過去の位置に戻していきます)
[←] サブ・フォルダを1個前に戻す。
[→] サブ・フォルダを1個先に進める。
     (履歴移動で前に戻した時に、過去の位置に戻していきます)
起動時に、アクティブになっている場合は、前回起動した時の履歴を元に、履歴が作られています。


黄色の階層移動キー

階層キーは、履歴キーと違い、サブ・フォルダのみの変更で、メイン・フォルダは変更しません。 その時の階層フォルダを検索して、階層移動出来るフォルダが有るキーのみアクティブ(有効)になります。
[↑] 親の階層のフォルダへ移動します。
[↓] 子の階層のフォルダへ移動します
[←] 現在の階層と同じ階層の前のフォルダへ移動します。
     (親子関係から見ると、隣の親の子フォルダになる点に注目)
[→] 現在の階層と同じ階層の次のフォルダへ移動します。
     (親子関係から見ると、隣の親の子フォルダになる点に注目)

階層移動の場合、親子関係を見極めて下さい。
子の移動キーがアクティブ(有効)になるのは、子フォルダが有るフォルダを選択している時です。[↑][↓]

◆ C:\MyPhoto\Gmandir\(001)Sub〜(066)Sub\
      ↑ 親の階層へ移動
◇ C:\MyPhoto\Gmandir\(001)Sub\Gmandir\(001)Sub\〜(022)Sub\  現在位置
      ↓ 子の階層へ移動
◆ C:\MyPhoto\Gmandir\(001)Sub\Gmandir\(001)Sub\\Gmandir\(001)Sub\〜(044)Sub\

同階層の移動は、やや複雑です。
◇ C:\MyPhoto\Gmandir\(005)Sub\Gmandir\(001)Sub\〜(022)Sub\  現在位置
[←][→]の階層移動は次の階層を検索します。

◆ C:\MyPhoto\Gmandir\(001)Sub\Gmandir\(001)Sub\〜(022)Sub\
      〜 
◆ C:\MyPhoto\Gmandir\(066)Sub\Gmandir\(001)Sub\〜(022)Sub\
の間を検索して、C:\MyPhoto\Gmandir\(001)Sub\〜C:\MyPhoto\Gmandir\(066)Sub\の子フォルダが有る位置に移動します。 必ずしも、隣に子が有るとは限らない為、隣に移動するとは限りません。
現在処理している、親フォルダの階層で検索移動する所がポイントになります。

尚、履歴キー、階層移動キーが、正常に機能するのはVer1.07からになっています。それ以前のバージョンでは、階層キーが無かったり、キーがアクティブにならない場合が有ります。


(3) メイン・フォルダとサブ・フォルダを一緒に変更する

メイン・フォルダとサブ・フォルダを一緒に変更するのは、フォルダの名前部分をクリックして紫色に変えます。
この名前部分の色を変えると、そのフォルダを選択した事になります。
紫色では無く、黄色に変わる場合は、その下に、子フォルダが無い事を示しています。

次に、(007)Subのフォルダの下の位置に有るコンボボックス「フォルダ・メニュー」か「Folder・List」と表示されている右側の[▼]をクリックしてメニューを表示させて
「SubBoxList」の項目をクリックします。
前記の黄色のフォルダが無い場合は、「SubBoxList」の項目は有りません。

この「SubBoxList」をクリックすると、選択したフォルダををメイン・フォルダに変更して、その子フォルダがサブ・フォルダに変更されます。

メニューには「親に戻る」「TopBoxに戻る」の項目も表示される場合も有ります。

「親に戻る」は、現在のサブ・フォルダの親の階層を、サブ・フォルダにして、その親をメインフォルダに移動します。サブ・フォルダから見ると、メイン・フォルダ現在の親の親がメインフォルダになります。
(正確に言うと、ややこしいので、サブ・フォルダの親に移動する、単純に覚えて置くのが良いかも知れません、すぐ解る様になります)

「TopBoxに戻る」は、現在のサブ・フォルダの一番、最上層のフォルダ(ルートに近いフォルダ)で、Gmandir付きの子フォルダを含むフォルダへメインフォルダを移動します。サブ・フォルダには、子フォルダに変更されます。

ここでの移動は、メイン、サブ両方が変更となる為に、メイン・フォルダとサブ・フォルダは親子関係が維持されます。
尚、ここでの処理は、サブ・フォルダから見た相対移動となりますので、メインが目的フォルダになっている場合は変化しません。

その他にメイン・フォルダとサブ・フォルダを一緒に変更する機能は、「直前に戻す」の実行が有ります。 この操作は、履歴移動等を含まない為、状況で違いますので、ここでは省きます、興味のある方は実際に試して下さい。
画面右下の[End]ボタンをクリックします。終了する時はマウスの中央ボタンでクリックです。


(4) メイン・フォルダを変更する

メイン・フォルダだけを単体で変更させる方法には、次の方法が有ります。ここでの移動はサブ・フォルダには影響しません。
@ 履歴キーの[↑][↓]で、履歴による移動をします。
A [MainBoxの変更]のメニューから、移動

メインの画像上でマウスの右ボタンをクリックする事でボップ・アップメニューが表示されます。
このメニューから[MainBoxの変更]を選択して、各項目を選択します。

  (1) [MainBoxの変更]-[MainBox開く]
    画像選択ダイアログから、画像を選択して、そのフォルダをメインにします。

  (2) [MainBoxの変更]-[起動MainBox]
    GmanXを起動した時のメイン・フォルダに移動します。

  (3) [MainBoxの変更]-[直前MainBoxに戻す]
    メインフォルダを明示的に変更した場合に、元のMainフォルダに戻します。

  (4) [MainBoxの変更]-[MainBox履歴]
    メイン・フォルダの履歴によって、メイン・フォルダを変更します。


(5) サブ・フォルダを変更する

サブ・フォルダだけを単体で変更させる方法には、次の方法が有ります。メイン・フォルダの変更よりも多いです。 ここでの移動はメイン・フォルダには影響しません。
@ 履歴キーの[←][→]で、履歴による移動をします。
    履歴キーの説明を参照して下さい。

A 階層キーの[↑][↓][←][→]での階層移動をします。
    階層移動キーの説明を参照して下さい。

B サブ・フォルダのメニューから
  (1) [TopDir(●)]
    現在のサブ・フォルダの最上層フォルダの子フォルダへ移動。

  (2) [親Dir (↑)]
    現在のサブ・フォルダの親フォルダへ移動。

  (3) [子Dir (↓)]
    現在のサブ・フォルダの子フォルダへ移動。

C [SubBoxの変更]のメニューから、移動

  (1) [SubBoxの変更]-[GmanList開く]
    GmanListをサブ・フォルダにします。(GmanListはリファレンスを参照下さい)

  (2) [SubBoxの変更]-[SubBox開く]
    サブ・フォルダを選択します、ここでは「Gmandir\」を選択します。
    選択した「Gmandir\」の下のフォルダ群をサブ・フォルダにします。

  (3) [SubBoxの変更]-[直前SubBoxに戻す]
    サブ・フォルダを明示的に変更した場合に、元のサブ・フォルダに戻します。

  (4) [SubBoxの変更]-[SubBox履歴]
    これは、履歴キーによる移動と同じです。

サブ・フォルダは、1個のフォルダでは無く、「Gmandir\」と云うフォルダに纏められた、フォルダ群(フォルダ・リスト)を変更する為に、説明が、ややこしくなっています。これも、すぐ慣れて心配いりません。


(6) メイン・フォルダとサブ・フォルダを合わせる

メイン・フォルダとサブ・フォルダは、親子関係に有るのが基本と、前述しましたが、この巻のフォルダ移動を修得すると、メインとサブ・フォルダは、個々で変更する事が通常で有ると言う事が解った事思います。

そこで、フォルダの移動を繰り返している内に、メイン、サブが、かけ離れた位置に配置される事は普通の事になってしまいます。 この時に、メイン・フォルダとサブ・フォルダが親子関係に戻す事が出来ます。

親子関係を戻す場合、メイン・フォルダを中心として、サブ・フォルダを合わせる場合と、サブ・フォルダにメイン・フォルダを合わせる場合が有ります。

@ メイン・フォルダに、サブ・フォルダを合わせる場合は、
  (1) [SubBoxの変更]-[MainBoxに合す]のメニューを実行する。
  (2) 画面右下に有る、足跡キャラを、マウスの(右)ボタンでクリックします。

A サブ・フォルダに、メイン・フォルダを合わせる場合は、
  (1) [MainBoxの変更]-[SubBoxに合す]のメニューを実行する。
  (2) 画面右下に有る、足跡キャラを、マウスの(左)ボタンでクリックします。


(7) 「当該子Dir(▼)」メニュー

Ver1.10から、「当該子Dir(▼)」と云う意味不明のメニューが付きました、何をするのか解りづらいのですが使い始めるとGmanXには必須アイテムです、フォルダ移動の90%は、この機能を利用してしまうような大変便利な機能となっています。
意味不明のメニューですが、簡単な事ですから、説明を読んで、是非利用して下さい。

※ このメニューは、GmanXを使いこなす事が出来る様になってからの機能です。

GmanXでは、SubBoxリストの移動は、頻繁に行なわれます、勿論、子フォルダが少ない場合は別です。 子フォルダが1,000個を超える様になると、階層構造に縦、横にフォルダは作られます。 通常では、起動フォルダの子フォルダがSubBoxリストとして、SubBoxのフォルダ一覧が表示されます。

起動時に表示されるSubBoxリストは、通常で最上層のリストになっている事から、この各SubBoxに子のSubBoxリストが 存在します。取り扱う画像数が少ない場合は、最上層のSubBoxリストだけで処理出来ますが、画像数が増えて来ると 最上層のSubBoxリストの下の階層のSubBoxリストが、画像管理の中心階層となります。

では、最上層のSubBoxリストは使われなくなるかと云えば、この最上層は、子SubBoxの区分フォルダ(目次)の役割になる事が多く、その為に数十項目のフォルダの下に、その項目の細分化した項目のSubBoxフォルダが有り、このフォルダで仕分けする事が 多くなります、その為、別の項目に移動する場合、一度、親の目次の階層にSubBoxを戻して、目的のSubBoxに行く為に、手間がかかります。

この親に戻って、別の子に移動する時、親に戻らずに、直接、別の子に移動する事が出来るのが、「当該子Dir(▼)」メニューです。 フォルダ移動キー[←][→]の移動と同じですが、移動キーは隣の子フォルダへ移動ですが、「当該子Dir(▼)」では、任意の位置に 移動可能です。GmanXを使い慣れてくると、最上層のSubBox位置は自然と覚えてしまいます、その為に目的の最上層のSubBox位置は どこに有るか分かる様になります。
どの位置にいる場合でも、目的の最上層のSubBox位置を選択して「当該子Dir(▼)」メニューを 実行すると、目的の最上層のSubBox位置の子のSubBoxリストが開けます。

この場合の位置関係は、現在のSubBoxの位置と、最上層の親のSubBox位置が相対的に同じ位置になります、その為、2ページの位置で 処理すると、最上層の2ページの位置が指定されます。相対位置の最上層のSubBoxに子のSubBoxが無い場合は、メニューが無効になっていて選択出来ません。

例)C:\GrpSample\Gmandir\(01)Sub\Gmandir\(01)Grp\〜(44)Grp\
    このSubBoxリストで処理されている時

  C:\GrpSample\Gmandir\(01)Sub\Gmandir\(05)Grp\
    この\(05)Grp の位置で「当該子Dir(▼)」を実行すると

  C:\GrpSample\Gmandir\(05)Sub\
    のSubBoxリストに移動出来ます。

  C:\GrpSample\Gmandir\(05)Sub\Gmandir\(01)Fold\〜(22)Fold\
    がSubBoxリストになります。

尚、最上層のSubBoxリスト位置は、起動時のSubBoxになります、若し途中で、最上層の系列を変更した場合でも 起動時のSubBoxリストの位置になります。最上層で起動しなかった場合も、起動した時のSubBoxリストが指定されます。


[前ページ] GmanX最初の操作


『 GXシリーズの解説 』は下記をご参照下さい。

   ★ GmanXって何?
   ★ はじめてのGmanX基礎解説
   ★ GmanX操作リファレンス
   ★ GmanXのマニュアル』
   ☆ GmanXのマニュアル(PDF版)
   ☆ GxSortのマニュアル(PDF版)
   ☆ Gxviewのマニュアル(PDF版)



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